はじまりの時
今年に入ってすぐ、自分の中の意識が大きく変わった。
目の前に広がる、世界を遮断する壁を越えたような、
大きな改革であった。
なぜこうなれたのかと思い返す。
ずっと苦しい迷いやトラウマや
自分の中で抜けられない思いや記憶があって、
でもそれを持ち続けているのは私だけで、
中には私が作り出した幻想の「負」もあった。
物理的に肉体的に私を縛り付けるような物は何もなく、
私はずっとこうしていたくない!と、思い付いた。
「そうだ。自分に聞いてみよう。」
そこからが私の意識の改革だったと思う。
私はなぜその思いを抱くのか、
私はなぜ苦しいのかを少しづつ紐解いていく。
私はなぜこの世に生まれて、その時どんな気持ちだったのか、
自分で自分に深く問うと、
今まで隠して、漏れ出ていただけの悲しみのような感情が溢れ出し、
しゃくりを上げて泣いた。
私は心が絞り上げられるように悲しんでいる自分を、
自分でなぐさめて癒した。
苦しみ悲しんで、そして踏ん張って生きていた事を知っているのも、
私なのだから。
その時に私は私なりに、この地球の事を理解した。